ローマからソレントへ(4日目)
朝早く、トレビの泉まで散歩。
誰もいない静かな。というのもなかなかです。
やっとコインを投げた。またいつかこられるように。
早朝の道すがら
いい感じです。
スペイン広場も人がいない、さわやかな朝。
ホテル4階の共有スペース
居心地がいい。
今日はボルゲーゼ美術館に行く。
日本でネットで9:00に予約
8時半までに行かないと入れない場合もあるとのこと。
一日目に下見をしておいたので、らくらく直行
こんな早い時間に、結婚式のための写真撮りのカップルが。
早朝は人がいないからね。
まるで映画のように美形のカップル。
ボルゲーゼ公園の松、大きな松ぼっくりが落ちている。
ボルゲーゼ美術館
9:00〜11:00に予約しているが8:30には入り口にいないと予約をキャンセルされるというので早めに行った。
日本で予約した内容をプリントアウトして持って行ったが、入り口でその紙を見せると予約番号がないとスタッフはにべもなく言う。
よしこさんが「ちゃんとよく見て」と強く言ったら、「あ、あった。」
何でよく見ない。
いい加減にしてほしいわ。
イタリアはこういうところで疲れるのよね。
荷物をロッカーに預けて手ぶらで時間まで待つ。9:00から11:00までの2時間が私たちの時間だ。
ここは30年前来たときは工事中で見られなかった。
今回はリベンジ。
ベルニーニの「アポロンとダフネ」がある。
テレビの「迷宮美術館」でじっくり見せてもらったが、やはり本物は圧巻。
ここは残念ながら写真撮影は禁止
当然だと思うけど。
ほかにもベルニーニ「プロセルピナの掠奪」
ティツィアーノ、カラヴァッジョの絵もある。
ボルゲーゼ家は
ナポレオンにずいぶんたくさんの収蔵品をルーブルに移されたらしいが、
それでも残った収蔵作品の量はすごい。
今は国立美術館になっている。
美術館の一階の売り場で買ったサンドイッチとチョコレートの飲み物。
売り場の奥にテーブルと椅子があって、そこで食べられる。
byよしこ
いろんなサンドイッチや飲み物を売っているので便利。
ボルゲーゼ公園の池とあずまや
道も広い
ピンチョの丘のオベリスク
こんなに広々していたかしら。
きれいに整備されている。
双子の教会とポポロ広場
ピンチョの丘からホテルへ帰る途中。
午後にはソレントに向かう。
いい景色
ホテルのそばのレストランnumb。いい場所でしたね。
朝チェックアウトをしてホテルに預けておいた荷物を持って、テルミニ駅へ向かう。
地下鉄で行けば便利だけど、階段があるので大きいスーツケースでは難しい。
スペイン広場でタクシーに乗るが、乗った場所が悪かった。
ローマが一方通行というのを忘れていた。
そして乗ったタクシーの運転手はチンピラ風の若い男
メーターを下ろさずに20ユーロという。
よしこさんと二人で何度も「メーターを下ろせ」というとしぶしぶおろした。
運転手は長い間タクシー乗り場で待った挙句行き先がテルミニ駅というのが気に入らなかったらしく。
終始不機嫌。テルミニ駅と反対方向へポポロ広場を通って、環状線のような道に入る。
私は地図を必死で眺めながら一応、正しいコースを走っていることを確認。
奴の気持ちもわかるが、負けてはいられない。
降りるときにメーターは13ユーロだが15ユーロくれという。スーツケースが二つだからまあ妥当な金額だと思ったが、
20ユーロだしたら、お釣りは絶対戻ってこないと思い、
よしこさんが10ユーロ紙幣と5ユーロを硬貨で払おうとしたら、紙幣でくれという。
ここでよしこさんはがんばった。「同じお金でしょう。」といって15ユーロを握らして。その場を離れた。
ほとんどけんか腰。
いちいち疲れる~~。
テルミニ駅はずいぶんきれいになっている。
午後二時の出発まで一時間ほどあるので、セルフサービスのカフェに入る。
テーブルに座ってジェラートを食べていたら、メニューを指差して、これを注文しないなら席を空けてくれというので、
ビールを注文して一息ついた。
大きなスーツケースが二つあるので座れてよかった。
左が今回乗った特急列車。ユーロスター
よしこさんが日本で予約しておいてくれた。
時速280キロ台出ていたので新幹線なみのスピード。
ナポリまで約一時間だ。
電車に乗るときステップが高いので大きいスーツケースを引っ張り上げるのに力が要る。
日本の電車ならプラットフォームの高さとフラットになっているので、乗り込むのは安全だ。
でもスーツケースと一緒によろけたらすぐ回りの人が助けてくれた。
こういうところはみんなとても親切。
社内はなかなかシャープないいデザインで、ゆったりと快適。
ナポリの駅は近代的。
ソレントまではあと一息だ。
ヴェスビオ周遊鉄道を探そうとスタッフに声をかけたら、
ソレント行きのヴェスビオ周遊鉄道は今日ストライキをしているからだめだという。
えっ?? うそでしょ!! 頭の中が真っ白
あそこのインフォメーションに行って相談しろという。
血相変えてインフォメーションに走ったら、
5:00にソレントまでの船がありますよ。
よしこさんはこのとき港まで行くのにどうしよう。この大荷物とこの危険なナポリで知らない道をまたタクシーで??
と頭の中はパニックだったそうだ。
そうこうするうちインフォメーションに私たちと同年輩の夫婦が大きなかばんを抱えてやってきた
アルゼンチンから来たのだという。
インフォメーションの男性がタクシーをシェアしたらどうですか。
以心伝心。4人で行くことに。
インフォメーションの男性はタクシーをつれてきてくれ、ソレントまでの運賃の交渉までしてくれた。
通常ソレントまで100ユーロのところを、90ユーロに値切ってくれ、一人22.5ユーロ。
私たちも了承した。
思ったより小さい車体のトランクにでっかいスーツケースが乗るかと思ったが、
奇跡的に押し込めた。
いざ出発。
運転はかなり荒い。
高速に乗る
言葉が通じないので
車の中で運転手はカンツォーネを歌ったり、スペインの歌を歌ったり、大サービス。
ナポリ湾とヴェスビオ山をあとに。
ソレントまでは約一時間。
電車に乗っても同じだ。
この後また料金のことですったもんだがあったが、
アルゼンチンーナのご主人が毅然とした態度で、采配。
事なきを得た。
泊まったホテルはグランドホテルロイヤル。
ここで7泊して、近隣を探訪する。
ここはよしこさんが前ご主人とアユちゃんとでソレントにきたときに、
泊まってみたいと思ったホテルだそうだ。
七日間も泊まれば少しは問題もありましたが、このホテルはお勧めです。
オーシャンビューは更に高くなるので、一部海が見える部屋ということでここ。
7連泊すると割安になるとのこと。
お部屋も素敵、ベランダからの景色も悪くない。海も確かに一部見えます。
バスタブもゆったり、広い浴室です。
booking.comで見たときには部屋は18平米と書いてありましたが、とんでもない。なぜそんな間違いがあるのかしら。
写真を見ると結構広そうだし、口コミ評価は9.1だし。
思い切ってここに決めました。
よかったわ。
このホテルは崖の上に建っています。
そこからの風景は上の通り、毎日この景色のおかげで、早くホテルに着いても、気分のいい時間をすごすことができました。
やはりソレントに泊まるなら海の見えるホテルですね。
ビーチへは、エレベータで降ります。
今日は朝出かけたボルゲーゼ美術館がもう何日も前のことに思えるほど疲れました。
そして今日水曜日はホテルが宿泊客のために特別に用意したディナーブッフェの日だというので、
外に出る気力のなかった私たちは、ホテルで食事することに決めました。
二人とも少しおめかしをして。
マンドリンを抱えた歌手がテーブルを回っていく。
歌はあまり盛り上がらないし、パフォーマンスとしてはつまらない。
静かなほうが好まれるのかしら。
客は欧米人ばかり、アジア人は私たちだけ。
byよしこ
きれいに並べてあるけど、バイキングはバイキング。
イタリアは牛肉はいまひとつ。
魚料理も特においしいわけではなかった。
朝食のほうがおいしい。
お菓子類も、まあまあ
私たちは食べる量が少ないから、やっぱりバイキングは値段の割りに満足感がない。
翌日からは街のイタリア料理を食べに出たが、どの店も基本的においしかった。
調べていった店も、ふらっと入った店もそれなりに満足でしたよ。
下のは翌朝の朝食
7日間続いたけど、この朝食には大満足
パンも生ハムもチーズもオムレツも、果物もタルト類も。
果物はみずみずしく、特にプラムは毎日食べても飽きないし、りんごも洋ナシも見た目は小さいけど、おいしかった。
菓子パンとタルトの台
ブラックベリー、洋ナシ、イチゴ、イチジクなどなど日替わりでいろいろ出てくる。
特にイチジクのタルトがおいしかった。
私は毎日生ハムとチーズとトマトたっぷりのサンドイッチを作って食べた。
右のオムレツは具材も指定して焼いてもらうが、ほうっておくと固すぎるので、ころあいを見てストップをかける。
毎日焼いているのだからもう少し考えてもよさそうに思うが、欧米人は固めのオムレツが好きなのだろうか。
具沢山でおいしい。
飲み物も悪くない。