やすおさんからの過去ログ シリーズ1

埋もれさせるには惜しいおしゃべり、保存版です。

愛されなかった子供、虐待の連鎖

愛の伝え方     心に残ったこと   聖書を読むこと  自然治癒力 

広汎性発達障害    愛されなかった人の脳の書き換え  

発達障害支援法案 臭覚という感覚   連合について

 

410.愛の伝え方  
名前:やっさん    日付:7月17日(木) 6時3分
 「愛されなかったと考えている人が、人にどう愛を伝えるのか。愛を伝えることの苦手な人が、どう愛を伝えるのか。」、この問いに答えたいと思います。
 虐待の連鎖と言われるものがあります。我が子に虐待をする親は、小さい時に自分も虐待を受けていたことが多い。虐待が、親から子に、子から孫に伝わるというものです。確かにそういう傾向はあるようです。そうすると愛された経験のないモノは、愛することが出来ない、というのと同じで、絶望的な感があります。しかし、私は、愛されなかった人はいないと主張している訳です。松本先生の論文にもあるように「愛を受けなかった子は、みんな死んでしまった。」のです。どんな人も、愛を受けていたのです。愛の多い少ない、と考えるのも間違いです。愛に、大きい小さいはないのです。たとえば、子育て。苦労と喜びを比較すると苦労の方が多いのではないでしょうか。苦労が多い方が喜びも大きいと言う人もいます。ご主人の浮気に苦労した奥さんが、死の間際に言われた「ありがとう、君がいて幸せだった」の一言で耐えて良かったと考える人もいます。暗闇の中の一条の光は、すばらしい輝きなのです。そもそも、比較や損得勘定は下品な行為で、脳はそのように処理しないのです。脳は価値で判断します。比較や損得勘定も価値の判断のひとつですが、脳はより高次な価値で動くように設計されているからです。
 さて、話を先に進めます。虐待の連鎖を考えると絶望的になりますが、実は大きなからくりがあります。お母さんに厳しく育てられた人は、「お母さんは厳しい」から「厳しさは、愛だ」と考えます。やさしいお母さんに育てられた人は、「お母さんはやさしい」から「やさしさは、愛だ」と考えるようになります。どんなひどい親も、愛を子どもに伝えようとしているのです。そして子どもはそれを愛と考えるようになります。しかし後からいろんな情報を得て、「愛はこうあらねばならない」と考えて、苦しむようになります。大好きなお母さんが、世間の言う理想のお母さんと違い、理想のお母さんになって欲しいと願い反抗を始めます。また、自分が理想とするお母さんになれないで、苦しむ人も多いのです。比較することは、下品なことなのです。だったら、虐待をしてよいのかにはなりません。もっと合脳的な高次な愛があるからです。では、どうやって愛するのか?
 脳が出す答えは、記憶によってあらかじめ用意されていたものです。脳は、入っていないものは出ないのです。入っていない状態で、どうやって出そうかと考えても無理です。「愛されなかった」と、考える人は「愛されていた」記憶を蘇らせると、脳が書き換わります。愛したいけれど上手に愛せない人は、上手に愛してもらう経験が必要です。上手に愛せない人も、愛することを求めます。しかし、その愛は自分が経験した愛なので、モノをあげるとか、どこかへ連れて行くことが愛だと考えてしまいます。今の若い人の遊びが、カラオケ、映画、遊園地になってしまうことは、とても寂しいことだと私は思います。野山で虫を追っかけること、小川で小魚を捕ること、これらは合脳的な愛の一つと思います。そして、何よりも大切な愛は「そばに寄り添う」こと、出来れば話を聞くこと。何気ない愛を何度も何度も経験することが大切なのだと考えています。
 @まず、気の張らない楽しいグループ、出来るだけ少人数での集まりが必要です。そこへ出かけることがうれしい。まずは、現在との和解です。
 Aつぎに、過去との和解。集団で行うこともありますが、個人的な集まりが多いですね。苦しかったことを話し合い、認め合い、分かち合う。かなり高度な集まりです。
 B最後が、未来への和解ですね。自信を持って歩めるように。その時のメンバーは、柔軟に入れ替わる方が良いみたいです。
 こういう作業をしながら、自分は愛されいるのだ、と気づき、自分が愛されているように愛することを始めるのだと思います。
 イエスは、「神が私たちを愛してくださったように隣人を愛しなさい」と、言います。実に合脳的なことです。さらに、「では、隣人は誰ですか?」の問いに。良きサマリア人の話をします。強盗に会い、けがをした人を介抱するサマリア人の話です。イエスは、「この傷ついた人の隣人は、だれか?」と、問い返します。人々は、「サマリア人だ」と、答えます。自分に親切にしてくれた人が、私たちの隣人なのです。だから「汝の隣人を愛せよ」と、いう掟は難しいことではないのです。嫌いな人を好きになれ、と言っているのではなく、愛してくれた人を愛しなさいと言うのです。愛されていたことを思い出す作業が必要なだけです。対象が我が子の時は、その子が生まれて喜んでいた自分の姿を思い出しましょう。
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412.Re: 愛の伝え方
名前:ゆうこ    日付:7月17日(木) 22時28分

やすおさん、私が疑問に思っていたことをこれ以上ないほど、明快に答えてくださったと思います。虐待の連鎖についてのからくりもその1つです。脳が出す答えは記憶によってあらかじめ用意されていたもの。入っていない物は出ない。脳の機能は非常に合理的なものなのですね。
しかしこの非常に合理的な機能が、人のもっともデリケートな心の部分をつかさどっている、それがまた不思議なことです。
イエスの言葉も一つ一つ考えていけば合脳的な部分が多いのでしょう。昔、聖書を何人かと読んでいたこともありますが、私はどうしてもわからないことが多かったように思います。きっと自分なりに解釈して、真の理解とは程遠かったのかもしれませんね。



413.Re: 愛の伝え方
名前:yoshikomushi    日付:7月17日(木) 22時40分
やすおさん、
友人に、母との関係にいまだに悩んでいる人がいます。子どもの頃、彼女も弟も母が怖くてたまらなかったそうです。貧しさもあったのかもしれませんが、心中しようと、川端まで、手を引いて連れて行かれ、嫌だいやだと泣き叫んだそうです。結局引き返して、今の彼女があります。
母を見ると、吐き気がして、自律神経失調症になるそうです。

頭では、母は彼女なりに自分を愛してくれたと理解しているそうですが、子どもの時、怒鳴られたこと、悪口雑言を浴びせられたことが忘れられず、拒否反応を示してしまうそうです。

こういう状態の人にはどう助言すればいいのでしょうね。

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416.Re: 愛の伝え方
名前:ゆうこ    日付:7月17日(木) 22時46分
上の返信をしてからまた何回か「愛の伝え方」を読んでなんだか目からうろこの私がいます。本当にとてもよくわかりました。そして感動しています。そして脳の働きについて一層の興味が湧いてきました。


419.Re^2: 愛の伝え方(ゆうこさんへ)
名前:やっさん    日付:7月18日(金) 6時12分

 私が、目から鱗の聖書の読み方が出来るようになったのも8年前のことでした。地震直後のことでした。そういう読み方の出来るグループに佐代子さんに誘われて行きました。一切の解釈がなく、みんなが心の動いた箇所をポツンポツンと言う所でした。
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420.Re^3: 愛の伝え方(yoshikomushiさんへ)
名前:やっさん    日付:7月18日(金) 6時25分
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 @まず、その方の友になること。心を動かすこと。
 Aその方が、変わるまで待つこと。助言は一切不要です。いや無用です。

 脳は、出力依存です。感情も出力、話すことも、考えることも、思い出すことも出力です。こちらが答えを出して、提示してもその方の脳は書き換わらないのです。ご自分で答えを出されるまで、ただひたすら待つのです。そういう意味でカウンセリングの技法は合脳的です。ただ、クライエントと治療者という関係は気に入りません。私からのメッセージは「友から友へ」です。
 不登校の子が何故苦しむのか。行きたくないのだから行かないのなら何にも問題はない。しかし、行かねばならないと考えているから苦しむのです。その方は、自我でお母様を嫌い、自己では(潜在意識では)好きなんでしょうね。でもそのことは、言ってはなりません。心を動かすだけです。

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421.友からと友へ
名前:yoshikomushi    日付:7月18日(金) 9時58分
やすおさん
私もゆうこさんと同様、感動しています。
私に今、出来ることは、私が美しいと思ったものを彼女と分かち合うことだと思っています。彼女は私の写真を喜んでくれるので、せっせと送っていたのですが、それでよかったのですね。
私も聖書、読み直してみようかしら。

一つお願いがあります。やすおさんが書いてくださった愛についての文章、コピーして、彼女に送ってよろしいでしょうか。

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423.Re^4: 愛の伝え方(yoshikomushiさんへ)
名前:やっさん    日付:7月21日(月) 8時37分
 昨日夜、障害者の大会が終わり帰ってきました。いろんな障害者の人と交わることはとても嬉しく楽しいことです。
 さて、文章のことOKです。
 なぜ人は、美しいものを見たら癒されるのでしょうか? 私の理論からいけば、「それは合脳的だから」です。そんな言葉を使うまでもなく、きれいなものは感動します。山を歩き見つけた花の美しさに感動します。丹誠込め、暑い夏に水をあげ、そして開いた花に感動します。私が言う「心を動かす」ことです。

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442.怒り  
名前:yoshikomushi    日付:7月28日(月) 23時15分
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ゆうこさん、やすおさん、
「怒りには乗り越える希望がある」うれしいコメントです。私の人生、喜びと怒り、悲しみ、この3つの感情で大波小波だったもので。俗に喜怒哀楽がはげしい性格。不思議と、憎しみと言う言葉とは縁遠いのは、親に感謝すべきだと思っています。でも嫌いは多いんですよね。これははっきり憎しみとは違うものだと思っていますが。嫌いを好きになりたいとか、いけないことだと思ったことはないのですが、これも下品なことなのでしょうか。

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443.Re: 怒り
名前:ゆうこ    日付:7月29日(火) 17時49分
よし子さんは顔に似合わずとても激しいところがありますね。
失礼。ww
それは長い外国生活から、そういう風なんだと思っていたけど、
もともとあったものが助長されただけかもしれないわね。
私は「好きじゃない」はあっても「嫌い」はあんまりない。多分好きじゃない段階で、そのものから遠ざかる習慣がついてるのね。だからとことん嫌いになる段階まで行かないようになっている。嫌いになる段階まで行かずに済んできたのは運がいいことかもしれない。
でも「いやだ」というのはあります。「いや」は消極的な態度で嫌いは積極的なのかな。などととりとめもないことを考えていました。
嫌も嫌いも漢字が同じですが、もともとは和語ですから違うニュアンスがあったんでしょうね。「彼のここがイヤだ」「彼のここが嫌いだ」などと職業病で、例文を作ったりなんぞしていると楽しいです。
私の怒りはすぐ消えてしまう。私の母は常にイカっています。家族にではなくて、社会に、テレビに、それはすごいエネルギーです。「嫌い」も多いです。それは何かを変えるエネルギーにもなりますね。


444.Re: 怒り
名前:yoshikomushi    日付:7月29日(火) 20時59分
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そうなの、父に似たの。怒りは私の原動力なの。今まで怒って、エネルギー爆発させて、いいほうに転んだこといっぱいあるのよ。というより、怒るから、頑張れたり、思い切って、踏ん切りがついたり、奮発できる。怒らない時は萎縮していて、飛べないのよ。
だから、皆、私が怒った話すると、大笑いするのよね。私はマジなのに。
でも考えてみると、嫌いが原因で、物事がいいほうに転んだ覚えはないかな。でも、好みがはげしいのは一種の偏見だからね。下品なことかもね。
こんなはげしい私なのに、花の好みはこんなにやさしいのです。

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447.Re: 怒り
名前:やっさん    日付:8月1日(金) 19時34分
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 久しぶりに書き込みます。「怒り」についていろいろな意見が出ましたね。中東とこと、今回のイラクのことはやはり「怒り」より「憎しみ」みたいですね。日本では真夜中に神社で神木に五寸釘を打つとか、憎しみが鬼面になるとかその種の話は多いですね。きっと日本人の精神世界にそういうものを好む所があるのでしょう。愛が憎しみに変わるというのもよく聞く話です。
 話は異なりますが、私は「不正や不当な扱い」に対して怒ります。

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434.心に残ったこと  
名前:ゆうこ    日付:7月26日(土) 17時52分
やすおさん。
やすおさんの文章の何に感動したかよく考えてみました。
愛されなかった人はいない、そしてその愛に大きい、小さいはない。
脳は比較や損得勘定をせずより高次な価値で動く。

過去にどんな経験をしても、脳はすべてそれを無条件で受け入れる?あるいは取り込む、という風な判断でいいのでしょうか。また勝手な解釈かもしれませんが、過去に経験した愛が、多いとか少ないとか、また他と比較して損だとか得だとか、普通だとか普通じゃないとか考えるのではなく、その人が経験した愛をその人の脳の中で、脳は高い次元で処理する(できる)のだということに、そこに感動したのだと思います。
比較することは下品なこと。だから、自分が愛されていた記憶をよみがえらせ、またそこから自分なりの次のステップにうつることができるという救いを感じたのだと思います。よし子さんの友人もそうですが、私にも、引きこもりの身近な人がいます。その人のことを頭に浮かべて、感動したのです。仕切りなおしができるかもという希望です。でもなかなかうちにこもっていて出てこようとはしないので、この気持ちを伝えることは出来ないのですが。
少し違っていたらまたコメントをください。


436.Re: 心に残ったこと
名前:やっさん    日付:7月27日(日) 6時8分
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 おはようございます。今週は出張が多く、昨晩遅く帰りました。障害を持つ子どもさんのご両親と机を囲んで「脳とこころ」の勉強会をしてきました。
 先週は、土・日と障害者の全国大会があり私も障害者の1員(ADHD)として参加してきました。多くの人が「感動した」と、言われていました。
 ゆうこさんもyoshikomushiさんも「感動した」と、言ってくださいます。感動って、脳の出力なんですよね。私の文章は感情出力のトリガー(引き金)であって、感動する元は既に持ってられるのです。だって何にも思わない人もおられるわけで、殺人おかしても平気な人もいる。私が言いたいのは、ゆうこさんもyoshikomusiさんも感動する物語を持ってられるということです。聞けば、お友達がおられるとか。心を動かす友がいるのですね。友とは対等で正しい関係です。「友から友へ」

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438.Re: 心に残ったこと
名前:yoshikomushi    日付:7月27日(日) 22時47分
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やすおさん、ゆうこさん、
愛の大きさを測るのは下品なこと。私にとっては、目からうろこでした。愛される側は、愛の大きさを測りたくなるものなのだ、それが、人の性なのだと思い始めていたので。
幼友達は5人兄妹の中で、父の愛を勝ち取るためにいい子を演じつづけたそうです。彼女も私も中年にさしかかったとき、この話を打ち明けられ、私はショックでした。勉強はいつもトップ、運動神経も気も強く、いつもリーダーシップを発揮していた彼女が父の愛を渇望していたなんて。
私は幸い、弟2人だったので、比較することはなかったですが、子どもの時には兄弟と親の愛を競いたがるものなのだと彼女の話で納得したのです。彼女の心の動きは、子どもの自然な心の動きだと思うのですが、ココから解き放たれない限り、心は解放されないのでしょうか。

話は変わりますが、油断の話、遅く帰った花婿が悪いと言う意見も出たとのこと。こういう意見を出せる場は素敵な場所ですね。私も最初に思ったことはこれでした。何も花嫁ばかり責めるのはかわいそうだって。

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439.Re^3: 心に残ったこと
名前:やっさん    日付:7月28日(月) 6時41分
 お二人とも「下品」という言葉に、心が動いた見たいですね。脳はよい高次なものを求め、上品を求めるということです。上品って何だ? と考えると難しいので、下品を考えるようにしているのです。世の中、下品なことだらけです。
 似たような感情で「怒り」と「憎しみ」があります。「憎しみ」には、悲しさや下品さがあります。「怒り」には、乗り越える希望があります。キリスト今日の母胎ユダヤ教には、伝統的に救い主を待ち望むユダヤ教徒を花嫁ということがあります。当然花婿は、救い主です。救い主がなななか来ない。早く来て欲しいと待ち望む。そして賢い花嫁と愚かな花嫁の話。遅れてきた花婿が悪いという考えは、ユダヤ教徒にはない。キリスト教徒にもない。もちろん神父やシスターにもない。しかい私たちは、乗り越えられない苦難に出会った時、神に怒ることがあります。その後は、BBS上で一緒に考えましょう。

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424.聖書を読むこと  
名前:やっさん    日付:7月22日(火) 19時22分
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 聖書は一人で読んでもダメですね。「山本山」というのがあるでしょ。上から読んでも、下から読んでも同じというやつ。聖書は、まるっきり逆なんですね。読み方によって異なるのです。異なる読み方をするもの同士が集まって自分の感じたカ所ポツンぽつんと言うのが良いみたいです。聖書の集まりでなく、読書会でも同じです。高校の授業のような解釈はちっとも魅力がありません。私の文に感動されたとか、恐縮です。心が動いた内容をまとめるって難しいですよね。心に残った言葉を今度、UPして下さい。
 私の尊敬する先生(精神障害の治療をされている方)の話しを紹介します。先生のグループで聖書を読むことになり、そこに神父が同席したそうです。神父は説教で聖書の話しをするのが仕事ですから、ようく解釈は知っている訳です。みんなが聖書を開いても、自分は頭に入っているから良いという態度。カ所は「賢い花嫁10人と愚かな花嫁10人」とい所です。油断の語源になっているところ。花婿がなかなかやって来ない。賢い花嫁10人は油をたっぷり準備していたが、愚かな花嫁は途中で油が足らなくなり、灯火が消えそうです。夜になり「油を分けてください」と、いうのですが断られるのです。解釈は大体想像できますよね。その時、一人の女性が言いました。「私は、『油を分けてください』と、言えなかったのです。」その言葉を聞いて神父は座り直し、その女性の次の言葉に耳を傾けました。

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429.Re: 聖書を読むこと
名前:ゆうこ    日付:7月25日(金) 0時8分
聖書を読んでいたのは、まだ三十代のはじめごろでした。プロテスタントの宣教師の英語のバイブルクラスです。
無料だったこともあって、3年ぐらいは精勤していたのですが。
その前は公教要理の勉強でカソリックのシスターのクラスでした。
まだ中学生の頃です。旧約聖書も新約聖書も一緒に読みました。
わからないところが多くて質問ばかりしていたので、「あなたは何も考えずに信じればいいのです」としかられた記憶があります。そのときのショックで、ずっと私はキリスト教はだめだと思ったんですが、30代前半の頃、また読んでみたいなと思ったのです。でもまたハードルを飛び越えることが出来なかったのです。クリスチャンになることを強要されるようになったから。彼女にとってそれはノルマだったのだと思います。その後、主人の友人で、サラリーマンを辞めて曹洞宗の僧侶になった人に薦められて、道元禅師の「正法眼蔵随門記」を読みました。とてもいいと思いました。カトリックと禅宗は互いに交流があるようですね。宗教は哲学として読むということにはすっと入っていけるのですが、信仰がもてるかといわれるとよくわかりません。
ある人に言わせると、外国人のクラスだったからよ。ということですが、日本人の聖書の読み方には西洋人とは違ったアプローチの仕方があるのでしょうか。やはり同じバックグラウンドを持つことが大きい要素なのではないかと思います。


431.Re: 聖書を読むこと
名前:yoshikomushi    日付:7月25日(金) 20時38分
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やすおさん
この間、友人にやすおさんの文、送りました。訳はわからないけど、涙があふれてきたそうです。友人は最近、母と久しぶりに会ったそうです。そのとき、いろいろ思うところがあったらしいです。少しづつ癒されている自分に気付いてきたようです。ありがとうございました。

ところで、「油をわけてください」と言えなかった女性は次になんと言ったのですか。知りたいのですが。

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432.Re^2: 聖書を読むこと(yoshikomushiさんへ)
名前:やっさん    日付:7月26日(土) 6時22分
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 お友達のこと良かったですね。とことんつき合ってください。
 さて、彼女の次の言葉ですが、はっきり聞いていませんが「いつも、『言いなさい! 言いなさい』と、言われていました。」「『油がない』と、言えるってうらやしい。」ではなかったかと思います。そして、他のメンバーから「今日は『言えなかった』と、どうして言えたの?」「おろかな花嫁10人は、みんな言えたのね」とか「賢い花嫁の中にも言えない人もいたのかな」「いや、遅れてきた花婿が悪い」とかいろいろな意見が出ます。

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437.Re: 聖書を読むこと
名前:ゆうこ    日付:7月27日(日) 9時38分
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上のやすおさんのレスを読んで気が付きました。
西洋人だったからとか、アジア人だからとかという問題ではなく、
またバックグラウンドが同じかどうかではなくて、心を開いて話せるかどうかなのですね。私の出会ったミッショナリーもシスターも、上にある神父さんと同じだったのですね。


351.RE:自然治癒力  
名前:やっさん    日付:7月3日(木) 21時51分
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プラス思考を持つと癌をやっつけるNT細胞(ナチュラルキラー)が活発化されることは知られています。私が今注目しているのは、脳の何処で受け止めているのかということです。
 ユングが潜在意識と呼んだ部分はきっと奥深い所だと思うのです。アングロサクソンは意識的に動いているのではないか考えます。ラテンは頭ではなく身体で動くのではないかと。
 今日、松本先生のまとめUPしますので読んでコメントして下さい。

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359.Re: RE:自然治癒力
名前:yoshikomushi    日付:7月4日(金) 23時0分
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やすおさん、
今、読ましていただきました。やさしく解説してくださっているのでしょうが、それでも私には難しい用語がいっぱいです。古皮質というのは大脳辺縁系のことでしょうか。古脳のことですね。生きるために必要な欲求を司る所。

愛されることが先にあり、これは古脳の欲する所、でも最終的に人間として生きる目的は愛すること。これが新脳の求めるもの、という理解でいいのでしょうか。

可愛い子には旅をさせよ、といいますが、これは困難に対処することにより、脳が成長し、生まれ変わることを考えれば、理にかなった諺ですね。

でもこの困難や難関、いくつになっても乗り越えられるのでしょうか。
すいません、どうしても脱線してしまいます。

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360.Re: ”脳”のよろこび・・相互理解
名前:i-yoko    日付:7月5日(土) 8時42分
やすおさん、はじめまして。(^^)
”脳のこころ”の感想文を興味深く読ませていただきました。
どうもありがとうございます。

特に”脳の表引きテーブル”のところでは、
相互理解のメカニズムが端的に言い表されていると思いました。

”情報の送り手と受け手の両者で意味が通じ合う(分かり合う)のは、
両者の表引きテーブルに同じ答えを持つことが必要となる。”

共通の表引きテーブルがたくさんあることが、
より深く理解することなのだと了解しました。

私たちは見ること、聞くことなどの5感を通じて
”体験”を増やすことが豊かな人生につながるのでしょうね。

私は映画を見ることが好きなのですが、
映画はまさに”見ること”と”聞くこと”が体験できます。
同じ映画に共鳴した人と出会うと、なんだかうれしくなるのは、
同じ表引きテーブルを持ってる人と出会えたという
喜びを脳が感じるからなのでしょうね、きっと・・(^^)


367.Re: yoshikomushi さん
名前:やっさん    日付:7月6日(日) 6時9分
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 いつもコメントありがとうございます。もう松本先生には聞けないので確証は出来ませんが、大脳辺縁系を古皮質と考えて大きな間違いはないと思います。正確には古皮質・旧皮質・のようにもっと細かく分かれます。先生は「愛は脳を活性化する」では「大脳辺縁系」ということばを使われています。記憶と処理のメカニズムとして。しかし「脳のこころ」では「古皮質」を使われます。これはシステムの問題ではないかと私は考えています。
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368.広汎性発達障害
名前:やっさん    日付:7月6日(日) 6時21分
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 初めまして、吉川です。
「共感的理解」とか「分かち合い」とか言いますが本当に難しいことですね。私はふるさと訪問というのが好きで、現在100歳の大きいおばあちゃんの結婚するまでの生まれ故郷を尋ねにいったりします。この山を見て育ったのだ、この海で遊んだんだと思うといろんなことが分かります。これを「関係の絶対性」と呼びます。
 最近「広汎性発達障害」の研究をしています。対人関係の障害、コミュニケーションの障害、イメージの障害とあるます。この対人関係の中に小さい子どもが喜びの共有というのがあります。「見て見て!」というやつです。一緒に映画を見るというのはこれに当たるのでしょうね。だからi-yokoさんは、広汎性発達障害ではないことになります。失礼。

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371.Re: 広汎性発達障害
名前:i-yoko    日付:7月6日(日) 21時22分
やすおさん、
ありがとうございます。

”広汎性発達障害”の中に、対人関係の中に
小さい子どもが喜びの共有を求めるという
行動があるのですね。(^^)

遠い記憶をたどりましたら、小学生のころ
近くの川原から拾い集めて石の標本を作った
ことを思い出しました。茶碗や瓦のカケラも
あったように思います。それこそ大人にとっては
実につまらんものです。(^^;)

それを空の菓子箱を仕切って綿を敷いて、
自分で適当に名前をつけたラベルを貼って、
父に見せました・・

それこそ”見て!見て!”という感じです。
父はたいそう喜んでくれて、ひとつひとつ
ていねいに眺めながら誉めてくれました。
子供心に非常にうれしかったことを覚えています。

あのとき、父が”なんだ!こんなもの・・
ただのカケラじゃないか!”というような
接し方をしてたら、完全に”広汎性発達障害”に
なってたことでしょうね。(^^;)

今、映画を見てその感動を素直に語ることが
できるのは、子供の頃に接してくれたそんな父の
おかげかも知れません。(^^)

http://www2u.biglobe.ne.jp/~itokazu/honey/honey.cgi


374.Re^2広汎性発達障害
名前:やっさん    日付:7月7日(月) 19時42分
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 i-yokoさんとゆうこさんの両方のコメントになると思いますが、映画評論家の淀川長治さんは、長い間父親を恨んでいました。暗い少年時代を過ごすために映画を見続けたのですが、90歳になった頃思い出すのです。自分をはじめて映画に連れて行ってくれたのはお父さんだったことを。作詞家のなかにしれいさんも実のお兄さんにさんざん苦労するのですが、死んでから自分に音楽の道を教えてくれたのが兄さんだったことを思い出します。脳の書き換えは長い時間が必要ですが、一瞬で終わるものです。
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375.Re: なるほど・・
名前:i-yoko    日付:7月8日(火) 5時16分
なるほど、
淀川長治さんはお父さんを、なかにしれいさんはお兄さんを、
自分が今あるのは一番つらい思いをさせた人のおかげだと
思い起こしてるのですね。

これは愛する人に対する
マイナスイメージを書き換えようと長い間努力して来て、
その結果、最後の一瞬でプラスイメージに変わるという
ことでしょうか?


401.Re: RE:自然治癒力
名前:やっさん    日付:7月15日(火) 6時6分
 今、愛の伝え方についてまとめている所です。後日UPします。i-yokoさんのコメントで気になったので書きます。愛による脳の書き換えで、淀川さんもなかにしれいさんも数十年たって愛されていたことに気づくのですが、それは今あるのは苦労の結果と考えたのではないのです。今あるのは愛されていたと思い出すのです。脳は記憶を出力するのです。淀川さんは、初めて映画を連れて行ってくれたのがお父さんだったと思い出すのです。なかにしれいさんは、お兄さんにハーモニカをもらった事実を思い出すのです。それから、音楽の道が始まったことを。脳は考えて答えを出すのではなく、既にある答えを思い出すだけなのです。
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380.愛されなかった人の脳の書き換え  
名前:やっさん    日付:7月10日(木) 6時30分
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 まず、「愛されずに育った人はいない」と、言わないといけません。よく小さい子の虐待死がありますが、愛されない人は死んでしまうのです。松本先生の話では、昔最強の軍隊を作ろうとして、多くの子どもを集め、食事を与えるが一切の愛を与えないことをやって王様が痛そうです。まさしく殺人マシンを作るために。でも子どもはみんなことごとく死んでしまったそうです。生きている、生かされているという事実は、私たちと比べると、ほんの少しかも知れないけれど、どこかでわずか愛されているのです。
 さて、そのわずかな愛への和解ですが、カウンセリングの場合過去を話すことが多いですね。一般にカウンセラーは自分の意見を言いません。聞くだけです。クライエントが話します。思い出し、考え、話し、答えを出します。これらは、全て脳からの出力です。「脳は出力依存」だから、出力することで脳が書き換わるのです。

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381.私はADHD
名前:やっさん    日付:7月10日(木) 6時34分
 すみません、誤字脱字が多くて。これはみな私がADHDだからです。ADHDの診断基準は私の自己開示の中にあります。陳謝<(_ _)>
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384.Re: 愛されなかった人の脳の書き換え
名前:ゆうこ    日付:7月10日(木) 20時41分
やすおさん。
大人に育つことが出来た人はすべて何らかの形で、たとえ少ない時間でも愛された結果だということですね。

過去の記憶を掘り起こし、それに自分なりに決着をつけるというのではなく、過去の記憶の中から愛されたという事実を掘り起こしそれを確認していくという作業が行われているのですね。
今ようやくわかりました。

やすおさんのHPを読んでいて、「片付けられない女たち」というのに気がつきました。これもADHDの人が多いんですね。
男性よりも女性のほうが気づかれやすいのでしょうね。
私は、これ私もだ。と思いました。
私も子供のころ、注意力散漫と、よく言われました。
でもほかの項目は当てはまらないことが多いですから、違うのでしょうが、そういう傾向は子供のころあったようです。
私の夫も子供のころ、よく言われたようです。
私より激しかったようです。
今普通に生活している人の中でもやはりそういう傾向があるという人も多いのでしょうね。


389.Re: 愛されなかった人の脳の書き換え
名前:yoshikomushi    日付:7月11日(金) 21時27分
やすおさんの生い立ち読んで、娘と大笑いでした。あまりに似通った部分が多くて。
片付けられない女達、どうやらうちはおばあちゃん、母、私、と筋金入りのADHDのようです。ADHDは遺伝するんですかね。
それに私はいまだに見て見て病、からすみたいに海岸でくだらない光物や貝を拾ってきては、友人に「見て見て」、と見せて回ってます。きれいね、と言ってくれるとうれしくて、どんどん上げちゃうから、また拾う楽しみが増えるのです。

話は戻って、愛されなかった人の話ですが、愛されていないと思う人は、愛に気付こうとしなかったのか、それとも愛を注ぐほうの愛情表現に問題があったのでしょうか。もしくは愛情表現をしなかったとか。愛する立場からも分析する必要があると思うのですが。愛情の上手な伝え方がわかれば、もっと早くに理解し合えると思うのですが。

http://www2.odn.ne.jp/yoshiko-aroma


390.Re: 愛されなかった人の脳の書き換え
名前:yoshikomushi    日付:7月11日(金) 21時28分
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光物の拾い物。
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391.ADHDは遺伝性が認められています
名前:やっさん    日付:7月11日(金) 23時3分
 ADHDは遺伝性が認められています。しかし、広汎性発達障害などの他の障害と違って、予後はとても良いようです。大人になっても残っているとしたらADD(Hが消えて)が多いです。注意散漫が残り、多動性と衝動性は薄まると言われています。
 愛については、後日まとめてUPしたいと思います。

http://homepage2.nifty.com/paul/

365.脳の活性化について  
名前:ゆうこ  日付:7月6日(日) 0時30分

松本先生の要約と感想より
とても難しいので、わかったところから
@情報の送り手と受け手の両者で意味が通じ合う(分かり合う)のは、 両者の表引きテーブルに同じ答えを持つことが必要となる。
A他人に自分の言うことをよく判って欲しいと思ったら、その他人の表 引きテーブルから自分の言いたいことの答えが容易に取り出しやすい ようにする。
@Aについてこれはわかります。
B苦しみや困難は飛躍的な成長に必ず伴うものである。
これも納得
C脳が、答を出せない状態に陥ると苦しく感じます。
松本先生の要約を読んで、実感しました。語彙、内容とても難しいで す。^0^
D困難や苦しみに対処するためには、脳の内部世界を変えることが必要 になります。
これは難しいことですがこれによって脳は飛躍的に成長するのです  ね。
D「愛は脳を活性化する。」を最初読んだ時、病気や障害そして苦悩を持った子ども達には、「愛が必要なのだ」と、考えました。でも私は大きな勘違いをしていました。まだ、上から下に見下ろしていたようです。人は受ける愛よりも与える愛、分かち合う愛が必要なのです。このために人は愛されて育つことが必要。

でも愛されずに育ってしまった人はどうすればいいのでしょうか。
ペットを飼う事で、高齢者の脳の活動が活発になる。という報告もありますが、こういうこともその一端ですね。

慣れない語彙と内容で、かなり頭が活性化されたような気がします。
とにかくぼちぼち、お付き合いくださいね。



366.Re: やすおさん
名前:やっさん    日付:7月6日(日) 6時0分

 愛されずに育った人はどうすれば良いのか? 人によって異なりますが、自分はずっと愛されずに育ったと考えていた人が、実は実は愛されていたと気づく時があります。亡くなった淀川長治さんはお父さんをずっと恨んでいたのですが、愛されていたと気づくのはすでに90近くと聞きます。人は一人では生きられない、自然や食べ物あるいは社会に営みに気づき感謝した時変わるようですね。
http://homepage2.nifty.com/paul/



376.Re: 気づく・・
名前:i-yoko    日付:7月8日(火) 6時0分
ゆうこさんとやすおさんの書き込みを読んで
いろいろと考えましたが、
私の脳はまだまだ”活性化”されてないせいか、
うまく考えをまとめることができません。(^^;)

おふたりのやりとりの中で、
納得できたことがあります。

”人は愛されて育つことが必要”であるから、
人は愛されて育っている・・
しかし、そのことに気づくには長い年月がかかり、
気づくと感謝の気持ちであらわれるということ。

いかがでしょうか?
これでおふたり(送り手)と私(受け手)の
”表引きテーブル”に同じ答えを
持てたことになるのかな?(^^;)


378.書き換え
名前:ゆうこ    日付:7月8日(火) 20時11分
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本当に愛されずに育った人はどうなのでしょうか。
最近幼児虐待など、家族の愛が信じられないケースが増えていると思います。
中西礼の、兄との関わりを描いたドラマを前に見ました。

人は愛されて育つことが必要。
だから長い間かけてそれに気づくというよりは、愛されて育ったことにしようと、自分の記憶を長い間かけて書き換えようとする努力が脳に組み込まれたプログラムなのかもしれないと思いました。

「フライパンで焼かれた少女」:泣き声がうるさいとフライパンで焼かれ14歳まで口を利かなかったこの少女が、ある精神科医にめぐり合い、一つ一つの記憶をよみがえらせ、幼児期のトラウマを乗り越えていくという話だったと思います。この場合は書き換えるというよりは、一つ一つの記憶を思い起こし、その一つ一つに、自分なりの決着をつける作業なのかなと思いました。
私は精神医学についてはよくわかりませんが、カウンセリングというのがそれを助けることなのでしょうね。

本当に愛されなかった人たちがする作業について、興味があります。

554.脳の書き換え  
名前:やっさんやっさん    日付:9月24日(水) 6時16分
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 「愛は脳を活性化する」難しいけれど読んで下さい。活性化させるのは「愛」です。脳を書き換えるのに必要なのが、「価値の変容」と「繰り返し、繰り返し続けられる刺激」です。
 私は、キリスト教とイスラム教の和解は可能だと考えています。脳の戦略として、記憶と遺伝子があります。パソコンでいうRAMメモリーとハードディスクです。遺伝子を人類誕生くらいまでさかのぼっていくと、和解は可能です。マンモスに小さな人間がみんなで協力して立ち向かったあの時代です。

http://homepage2.nifty.com/paul/



555.不可能だと思わないこと
名前:yoshikomushi    日付:9月24日(水) 22時9分
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やすおさん、
今日、やっと読み終わりました。感想はたくさんありすぎるので、今日は、一番印象に残った部分について書きます。
「出来ると確信をもつと脳は、できるという論理的要因を探す。反対に出来ないと思うと、出来ない論理的要因を探そうとし、自分で自分の可能性を狭める。」という部分です。
私にとっては強い味方の文でした。そうだったのか、という思いです。決して諦めない、というのはこのことなのだと思いました。

もう一つ、脳はPCと同じで、一度記憶したものは、決して忘れない。ただ、ラベルがなくなって、引き出せないだけだということ。これは、香りとも関係あるのです。
とっくに忘れていたことを、香りを嗅ぐことにより、突然、思い出すという現象はよくあります。これを利用して、アロマ回想法というカウンセリングの方法があるそうです。

香りというラベルによって、脳の奥から忘れられた記憶が引き出される現象が、何故起こるのか、よくわかりました。合脳的ですね。

前半を読まなくても、後半だけ読んでもいいと思います。前半で挫折してしまわなくてよかった。

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557.イメージすれば実現する
名前:Yoshikomushiさんへ    日付:9月25日(木) 18時34分
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 完読おめでとうございます。良いところが心に残りましたね。
以前この掲示板にイメージのことを書き込みました。不可能だとは思わないこと。それをイメージすること。鳥がいたからこそ人間が空を飛ぶイメージが出来たのですね。そして、失敗しても、失敗してもあきらめないこと。
 もっともっと、心の動いたことを教えて下さい。

 神経学的には、臭覚が非常に原始的で大脳辺縁系に直結します。生まれたばかりに赤ちゃんは匂いで乳首を見つけます。

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537.「愛は脳を活性化する」  
名前:yoshikomushi    日付:9月14日(日) 17時32分
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9.02 読み始めた。
前半は人間の脳と人口脳(コンピューター)の比較について書かれている。この辺りで、もう私の脳はつまずき気味だ。本当はつまずきなどという程度ではない。眠り薬みたいな役目をするくらいで、電車の中で広げても、気が付くと爆睡している。専門用語が多いのもつまずく原因になっている。

まだ前半だけ、やっと目を通した所。愛についてはまだ出てこない。だが、脳が興奮しない程度の微量の刺激でも毎日少しづつその刺激を与えていると脳は学習する、という所に至って、我が意を得たり。もしこれが本当ならうれしい。

ジャズはリズムが難しい。どんなに耳を凝らして聞いても捉えられないリズムがある。そこで、このごろ、昼寝の間や、家事、散歩、PCの前に座っている時などに、ウォークマンで聞いている。意識するほど集中していないけど、いつのまにか脳が学習してくれるかもしれないとほんの少し期待している。

結局、自分にとって、都合のいい部分だけしか、読解できない自分にがっかりするけど、そのうち、ゆうこさんとやすおさんに報告せねばと思って最後まで読むつもり。

9.12
「愛は脳を活性化する」で脳の構造について読んでいると、イスラム原理主義とアメリカンが分かり合え、和解の日を迎える日は来ないと絶望的になる。

脳は、状況判断、価値判断を下すときに、自分の脳の中に作り出した情報処理システムから答えを探して、出力する。だがこの情報処理システムは、同じ社会に属していても、それぞれ育った環境、文化、教育によって、それぞれ異なる自己中のシステムらしい。同じ文化圏においてさえ、そうなのだ。ましてや、環境も文化も言葉も宗教も異なる社会で育った人々が一度憎しみあうと、分かり合うなんて不可能だろう。

アイルランドの片田舎。美しいが、夏でも寒風吹きすさぶ湿原で、泥炭を燃やし、羊追いをして一生を過ごす人々。世界中の金持ちが集まるスペインのコスタ・デル・ソルで、金持ちの外国人の下働きをしながら日々を送る地元の貧しい人々。夏の半年はほとんど雨も降らない。この人たちの心のうちを私は想像することが出来ない。

日本と全く違う環境に育つと、価値観は、全く変わってくるんだろうなって思う。ましてや、宗教イデオロギーに忠実に生きることが生きがいの人々にとっては、戦うことが人生だ。本当の理解など、絶望的に思える。

というわけで、薄っぺらい本なのに、まだまだ、先は長いのです。
やすおさん、半分読んだ所での感想です。

ユーナチャン、大きくなったね。リカチャンも額の辺り、お母さんそっくり。あなたかと一瞬思ったわ。

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1249.発達障害支援法案  
名前:やっさん    日付:8月3日(火) 5時40分
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 来年の4月施行予定の法案が通かどうかです。今までADHDやアスペルガーと言った高機能の発達障害(知能が遅れていない、もしくはそれ以上)を支援する法律がなかったのです。障害者福祉法の中には、身体障害、知的障害、精神障害の3つしかありません。
 その法案は医学的な診断と治療の確立、就学前の保育所の整備、就学中の支援として学校教育の特別支援と放課後の支援、卒業後の就職支援と地域生活支援です。その中に、保護者への支援としてペアレント・トレーニングがありまして、それが私の仕事です。私はこれを30年前からやっているのですが、亡くなりましたが研究所を設立した理事長の先見性を今さら感心しています。
 日本は、すべての分野においてまぁ25年はアメリカに遅れているでしょう。

>ゆうこさん
 いつものところです。今回は3人で。妻の母も一緒。
 すずきの塩焼きを蓼酢でいただきました。(^O^)

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1250.Re: 発達障害支援法案
名前:ゆうこ    日付:8月4日(水) 1時51分
佐○子さんのおかあさん、お元気なんですね。
京都までご自分でいらっしゃれるんですね。

うちの母は、ちょっと大変です。先週MRIの検査をして脳に小さい梗塞がいくつもできていることが分りました。それで、足の動きが不自由になっているようです。できるだけ動かして神経細胞を増やすようにしてねといってありますが、なかなか難しいようです。

理事長さんは、進んでいらしたんですね。だからとても発想のユニークな方なんですね。^0^

ryuchan>
息子さんの検査結果がどうあれ、ryuchanはきっと結果に対して最善の対処法を編み出すことでしょうね。

なにが正常で、なにが異常か分りませんね。
やすおさんの言っていたアスペルガー症候群の女性ダナ・ウィリアムさんの「自閉症だった私T」(Nobody Nowhere)「自閉症だった私U」(Somebody Somewhere)たまたまTの方は15年ぐらい前に友人に勧めたれて読んでいたんですが、Uも最近読了しました。

情報の受け取り方の違い、その処理の仕方の違いがこの世の中で自分を生きにくくしている。それに気づいたダナさんが、本来の自分を取り戻していく過程が実に詳細に描かれています。ぜひ読んでください。すばらしい本です。

脳の一部が他の人と違った働きをする、「妻を帽子と間違えた男」もそうですよね。彼は動くものを認識できないという障害を持っていたんですね。昔の印象ですからよしこさんはちょっと違うというかもしれませんが、あの本を読んでいて、自分の身の回りのものをそのように見てみると、シュールなイメージが感じられて、キリコやエルンストの絵のような雰囲気が印象として残っています。

もしかすると、名の知られた画家たちの中に、そういうみえ方をしていた人がいたのかも知れませんね。

昔読んだ本ですが、癲癇の患者の脳を研究した本。右脳と左脳の連携ができない人のものの見え方も非常に興味深いものでした。

3年ほど前に教えた学生ですが、アメリカ人で読字障害(ディスレクシア)の女性。クラスレッスンで教えていたのですが、ほかの学生と日本語の習得の仕方がまったく違うのに、その理由が分らずずいぶん悩みました、結局彼女とよくはなしをすると、彼女は高校のときはこの障害のために授業のときアシスタントをつけてもらって勉強してきたということでした。それからインターネットでこの障害の事を調べ、彼女と話し合いながら、一番いい方法を模索しながら一年間なんとか無事に過ごしました。結局初級の修了証はもらえずじまいでしたが、日常会話はずいぶん上手になりました。試験のときは別室で、問題を読み上げ、彼女が口頭で答えたことを時間をかけて書かせ、初級前期まではなんとか合格しました。その後、文章が複雑になっていき結局、複文を習得することはできませんでした。でも単文で、生活面では十分意思の疎通ができるので、彼女にとってはこれでよかったようです。
非常な努力家でしたから、私も頑張りがいがありました。

日本では最近認知され始めたようですから、まだ十分な対応はできないケースが多いようですが、アメリカは進んでいるなと思いました。

アインシュタインも、この障害があったそうです。
トムクルーズ、ロビンウィリアムズもそうだそうです。
インターネットの情報によれば、素人ではなかなか対処できないというように書いてありましたが。私にとってはすごい経験だったと思います。


1251.Re: 発達障害支援法案
名前:ryuchan    日付:8月4日(水) 14時43分


遅まきですが、その本を、友人の為と、自分の為に発注しました。


1252.Re: 発達障害支援法案
名前:yoshikomushi    日付:8月5日(木) 0時44分
ryuchan ゆうこさん
「妻を帽子と間違えた男」私も読破しました。ちょっと言葉など、難しい部分もありましたが、私なりの感想を私のサイトの今日と明日の日記に載せます。時間があったら読んでみてください。

正常と異常の分かれ目には線引きがあるわけではなく、そううつだって、私もあるし、もしかしたら、私は異常でいたい願望があるんじゃないかしら、と思うときもあります。

この本を読んで思ったことは、正常であろうとなかろうと、一番大切なことは、その人がいかにハッピーに生きられるかということに重点を置いた治療をすることなんだ、と痛感しました。

ryuchanはそれが一番よくわかる人なんじゃないかしら。

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1253.DSM−W
名前:やっさん    日付:8月5日(木) 6時11分
 正常と異常の間は、症状の差ではなく日常生活に支障をきたしているかどうかにかかっています。私は、戦略として自分がADHDであったと言っているのですが、診断項目に全部○がついてもDSM−Wでは、該当しないのです。それは、どうにか生活出来ているからなのです。これは、とてもとても重要なことです。反対にそれほど大した状態ではないが生活できていない人もいます。
http://homepage2.nifty.com/paul/


1254.Re: 発達障害支援法案
名前:ゆうこ    日付:8月5日(木) 23時39分
障害を持った人が、いかに質を落とさずにその生活を続けていけるか、
それが成熟した社会ということでしょうね。
やすおさんはそういう方たちを身近にして歯がゆい思いをされているんだと思います。

よしこさん>「妻を帽子と間違えた男」日記で読みましたよ。
思い出しました。ずいぶん忘れているものですね。著者は「レナードの朝」を書いた人だったのね。

最近母が要介護2になり、ケアマネージャーと相談しながら、できるだけ生活の質を落とさずに自宅で暮らせるように体制を整えつつあります。介護保険のおかげで、高齢者に対して行政はかなり頼りになる存在になってきたようですが、本当に身体介護が必要な状態になった場合、受け入れ場所は非常に遠方でないと見つかりそうもありません。今とても不安に思っています。

<「寝たきり老人」のいる国いない国>というのを以前読みましたが、
先進国で少子化が進んでいる今、スウェーデンは人口が増えつつあるそうですね。高福祉、高負担これがうけいれられるには、政治に対する信頼がないと難しいでしょうね。高齢者そして障害者に対する意識の変革は、日本はまだ緒についたばかりですものね。


1255.Re: 発達障害支援法案
名前:やっさん    日付:8月6日(金) 6時13分
>ゆうこさん
 お母様のこころの介護をお願いします。
 challengedとhandicapのニュアンスの違い教えて下さい。

>yoshikomushiさん
 日記拝見させていただきました。先日講演で感覚障害について視覚聴覚触覚味覚臭覚のうち一番重大なのは臭覚であるというお話をさせていただきました。そして、魔女の話も。アロマセラピーは、300年前はきっと魔女の術として否定されていたのでしょうね。私の勝手口に出入りされる方々はみなさんウイッチかウイザードです。

>ウイザードのryuchanさん
 ドナさんのホーム・ページにお入り下さい。参考になりますよ。
 日本自閉症児協会からも世界自閉症児協会からも入れます。
 当然、英語版ですがryuchanさんならOKでしょう。

http://homepage2.nifty.com/paul/


1256.Re: 発達障害支援法案
名前:yoshikomushi    日付:8月6日(金) 10時46分
やっさん
感覚障害で一番、重要なのは嗅覚とのこと。嗅覚は感覚の中でも一番動物的であるがゆえ、文明の発達した現代の私たちの世界では軽視されているのですよね。
それを再び取り戻そうと、21世紀は香りの時代、と言うのがキャッチフレーズにされています。ストレスや愉快・不愉快の決め手が無意識のうちに嗅いでいた香りにあったなんてウィッチも喜ぶでしょう。

ゆうこさん、
お母様、これからの行く末、大変ね。スェーデン、福祉が整っていて老人にとってはいい環境だと言うのに、なぜか老人の自殺が世界一だと読んだことがあるのよ、これは心のケアの問題じゃないかな、とやっさんの文章読んでて思ったわ。

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1257.Re: 発達障害支援法案
名前:ゆうこ    日付:8月6日(金) 18時32分
福祉が充実しすぎて、何もかも行政にお任せという状況もよくないんでしょうね。
家族にたいする愛情を培うという人間としての自然な営みもなおざりにされがちになるでんしょう。

心のケアは本当に大切だと思います。

やすおさん>「障害者」をあらわす言葉は従来、「Disabled」や「Handicapped」などの単語が用いられて来ましたが、「自らの可能性に挑戦する人」といった前向きな意味合いを込めて、アメリカを中心に障害者のことを「Challenged」と呼ぶようになったそうです。

キリスト教には「あなたはきっとこの試練に耐えられるはず、だからあなたにこの試練を与えるのです。」というような解釈の仕方があって、私はそれに対してのチャレンジだと思っていたのですが、
1258.臭覚という感覚  
名前:やっさん    日付:8月7日(土) 6時7分
 私の立場は神経構成理論と言うものです。脳を解剖すると地層のように幾層にも積み重なっていることが分かります。ほとんどの神経は脳から脊髄を通り末端につながっています。しかし、脳から直接出ている神経(脳神経)があります。一番巨大な神経が迷走神経と呼ばれる内臓につながっている神経です。他の神経はほとんどが顔面に走っています。迷走神経についで大きい神経が三叉神経で顔の表面をくまなく覆っています。だから顔の表情は脳の姿です。
 脳神経を上から順に嗅いで見る動く車の三の外と言います。臭覚は一番最初の原始的な神経です。生まれたばかりの赤ちゃんが最初に手に入れる神経です。この神経が阻害されるとその赤ちゃんの脳の発達がまるで変わってしまうことは容易に想像できます。

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1259.Re: 臭覚という感覚
名前:やっさん    日付:8月7日(土) 19時54分
 日本語学校のおはなし面白く読ませていただきました。私の領域とつながるところも多くあり、参考になりました。特に日本語で日本語を教えるということ、その通りと思いました。谷川俊太郎さんの「にほんご」という本を思い出しました。文部省の指導要領に従わない、谷川さんが考えた小学1年生の国語の教科書です。
 ウイッチさんは、みんな元気みたいですね。ウイザードさんはどうされているのでしょうか?

http://homepage2.nifty.com/paul/


1260.Re: 臭覚という感覚
名前:ryuchan    日付:8月8日(日) 1時55分

またまた忙しくなってます。

今週ハワイから戻って、明日から欧州、戻ってから豪州です。

仕事の会議自体はワクワクするのですが、移動が面倒で邪魔くさい!

また時間を作ってレスします。


1262.Re: 臭覚という感覚
名前:yoshikomushi    日付:8月9日(月) 0時32分
やっさん
赤ちゃんが生まれて一番先にするのはおかあちゃんのおっぱい探し。これも嗅覚に頼ってるんでしょうね。納得できます。
おっぱいの香りもおしっこの匂いもへそのゴマの匂いもどこか懐かしい。
お母さんのお腹の中で嗅いだ匂いは赤ちゃんはそれがたとえ毒でも好きになるそうですよ。胎内では匂いも母と共有してるんでしょうかね。

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1264.Re: 臭覚という感覚
名前:ryuchan    日付:8月10日(火) 2時15分

英国のケンブリッジに来てます。

いやぁー暑い!
ホテルにエアコンがなくて、扇風機を持ってこさせましたが、小さくて効きません(悲)
暑くて眠れないほどです。
でも、さすががーディングの国と思うほど、ホテルの回りも整頓された庭に囲まれてます。
でも早くアムステルダムに逃げたい(笑)

嗅覚で思い出しましたが、旅仲間と昔話したのですが、国それぞれに、その国独特の臭いがあるような気がします。

日本は「醤油」だそうです(笑)。
日本人から言うと「味噌」かと思いましたが、俺の知り合いは、「いや醤油だ。食事からお菓子まで醤油を使いじゃないか!」でした。

やっさんの説で行くと、人は母国の臭いで育つのですね。

英国は、なんの臭いか解りませんが、英国臭さなんてのは、見た目じゃなくて、形に宿る臭いかも知れませんね?


1265.Re: 臭覚という感覚
名前:やっさん    日付:8月10日(火) 5時37分
 人の匂い、家の匂い、町の匂い、そして国の匂い、当然と思います。食生活の影響で匂いの分からない人がいます。
 国の匂いは、想像でしか分かりません。
>ryuchanさん
 こんど、国別にあげて下さい。ソムリエのように!

>ゆうこさん
 昨日幼稚園の園長先生たち20人がわざわざ暑い日に私の熱い話を聞きに来ました(チラシに熱い話と書いてあった)。間主観カウンセリングについて話をしました。
 @気づきAwerenessA受容AcceptanceB同行EnjoyC生きがいChallengeD慈愛Affectionと板書しながら話しました。英語あっています?

http://homepage2.nifty.com/paul/
1238.>ryuchanさん  
名前:やっさん    日付:8月1日(日) 6時37分
 ハワイからですか? 石原裕次郎か美空ひばりどちらかが亡くなった日にハワイにいました。リムジンの中でニュースを聞きました。仕事の帰りで、日本食を食べたくなり日本人の寿司屋に行きました。途中オープンカーに乗った強大な白人とすれ違いビビリました。
 インドのことありがとうございます。息子の話によると今も変わっていないようです。

http://homepage2.nifty.com/paul/


1241.Re: >ryuchanさん
名前:ryuchan    日付:8月1日(日) 14時50分

やっさん

俺が今回ハワイに来たのには、実は息子の検査の為でもあります。
まだ4歳なので、あまり気にしてなかったのですが、保育園で同じ年の子どもと比べると、言葉とかに遅れがあるそうです。
(なんと愛らしい男の子だろうとしか思ってなかったー笑)

なんだか日本で検査するより、米国の方が、と思い、保険なしできついですが、米国での検査を選びました。(とは言っても、40万円ほどですが)

小児科、小児精神科、発達障害科の専門家が組んで診てくれるのですが、三人とも日本人です(笑)
やはり米国の方が、いろいろ考えが進んでいるようで、彼らもある意味、日本での限界を覚えて、米国まで来たようです。

それで感銘を受けたのが、障害への考え方です。
こちらの教育機関は、子供に障害があったら、それは親の責任ではなく、自分たちの仕事と考えているそうです。
やはり日本の教育は、企業戦士を作る為の機関のようで、平均を求めるようですが、こちらではその子にあった教育を決めるそうです。
聞いていて、不覚にも涙が流れました。
今の大統領のせいで、世界で一番危険な国と呼ばれてますが、やはり理想を求めて作られた国ですね。

息子の検査結果には数ヶ月掛かるのですが、初見では、あまり目立った問題はなさそうです。
(数ヶ月掛かると言うのは、MRIなどは直ぐ結果がでるのですが、DNA内部の問題などの血液検査に時間が掛かるそうです。)


1246.Re: >ryuchanさん
名前:やっさん    日付:8月2日(月) 6時3分
 発達障害は私の専門です。オフィシャルとプライベートを区別するので、個人ホーム・ページにはあまり載せていませんが、私自身が発達障害の一つADHDだったのです。
 ぜひ、詳しくアメリカ事情をお教え下さい。<(_ _)>

http://homepage2.nifty.com/paul/


1247.Re: >ryuchanさん
名前:yoshikomushi    日付:8月3日(火) 0時40分
ryuchan
お子さん、心配ですね。でも、おっしゃるとおり、欧米は人を育てるときの姿勢が違うような気がします。欧米ではその子の持っているいい個性を生かす。日本はその子の持っている長所を生かすより、欠点を直す方に重点を置く。
いい結果が出るといいですね。
ちなみにうちの息子は小学校一年の入学式のとき、10までしか数えられませんでした。ぜんぜん気にせず、大人になってしまいましたが。

「妻を帽子と間違えた男」を読み、脳の一部が欠損していたほうが心豊かに暮せることもあるという事実を知ると、人は何が幸せかわからないな、と思います。
自分の杓子で人の幸せを図ってはいけないということでしょうね。
ところで、ryuchanはあの気になる映画の主人公みたいにかっこいい生き方してるんですか。

http://www2.odn.ne.jp/yoshiko-aroma


1248.Re: >ryuchanさん
名前:ryuchan    日付:8月3日(火) 1時40分

>やっさん

ごめん、専門家にお話しできるほど、詳しくお聞きした訳ではありません。

でも、今後いろいろ調べるつもりです。
それより逆に色々教えて欲しいです。

じつは、極近くに、発達障害を持った子供が二人いて、一人の親は、自分は無理でも、母親と子供を移住させても良いと考えている友人もいます。
じつは、俺は知らないで、その子と二人っきりで過ごした時、なかなか言うことを聞かないので、怒鳴って静かにさせた時があります。
それで親に言うだろうと思って、こちらから「甘やかしすぎですよ。俺が怒鳴ったら静かになった。」と笑いながら言ったら、「実は、、、、、」と打ち明けられました。
そんな経緯で、いろいろかじって薄い知識を得てます。

>yoshikomushiさん

回りは、「心配するな」と言うのですが、上の事情もあり、心配になりました。
単なる心配で、息子を検査するのではなく、早めに発達について知りたかったのもあります。
また少し聞きかじって見ると、やっさんと同じように、俺も障害があったのではないか?と思うようになりました。

そう考えると、自分の育ってきた過去が、すごく納得できるんです。

と、まぁここまで書いて、俺は10人の人がいたら、10人ともある意味異常だと思っています。
正常ってなんだ?って言うと、みんな自分が正常だとしか思っていない(笑)
上に書いた友人(だいぶ年上ですが)が言うには、俺は「異常発達」した「生涯」だそうです(笑)
1353.RE^6:連合  
名前:やすお    日付:9月7日(火) 20時46分
 チェチェンは民族ごと消された国です。テロは、許されるべき行為ではありません。しかし、泣き叫んでいるロシアの母親をみていると空爆で子どもを失ったイラクの母親、同じく貧しい故に軍に入隊させて子どもを失ったアメリカの母親がみな同じに思えます。この理不尽さは、「もし世界が100人の村だったら」の99人が感じているはずでしょう。そして私は、残りの1人であることを認めないといけません。牛丼が再開されそうです。アメリカ産の牛肉は牧草ではなく穀物で飼育するので牛丼に向いているそうです。1人の人が食べる牛肉を飼育する穀物を牛ではなく人が食べたなら、100人近くが満たされると聞きました。私たちは直接手を汚していませんが明らかに搾取ている側にいます。
 ナチスは最初ユダヤ人を銃で殺していたそうです。射殺を繰り返すナチスの将校が精神的におかしくなり、ガス室が発明されたと聞きます。遺体の片付け作業もユダヤ人にさせるからナチスの心は無傷で済んだのです。見ても聞いても、実際にその場にいなければ心はうんと楽なのです。ここでも又、イメージの重要性が横たわっています。

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1355.Re: RE^6:連合
名前:ryuchan    日付:9月8日(水) 2時2分


やすおさん

俺が時々悩むのは、この世は単なる弱肉強食の世界であり、その理のままに動いているのが自然なのか?です。

と言うのも、例えば海中ですが、海の生物の殆どが、食物連鎖の食肉じゃないですか?

例えば、小さな魚がプランクトンを食べて、群れを成し、それを中型の魚が食べ、その中型を大型が食べ、その大型を俺たちが食っている。

先日、女房と「デープ ブルー」と言う記録映画を見てきました。
群れる小魚の中に、中型の魚が突っ込んで行って、逃げ遅れた魚が食べられる。
群れは、その一瞬が終わると、崩れた体制を立て直す。
そこをまた、中型が突っ込む。

シャチなんて、生まれたての鯨の赤ちゃんを狙って、親から巧く追い出し、最後はなんと溺れさせて殺す(結構衝撃でした)。
息をしようとあがく子鯨の上に、なんども乗り、呼吸をさせないんです。
なんか子鯨の悲鳴が聞こえてきそうで、切なくなりました。
親鯨は、せっかくお腹の中で、13ヶ月も育てた子供がいなくなり、それでも旅を続ける。
しかもシャチは、殺した子鯨の、顎肉しか食べず、そこだけ食われた子鯨の遺体が、海の中を漂っている。

この世の大きな摂理とは、我々の考えの向こうにあるのか?と考えてしまいました。


1356.Re^8:連合
名前:やすお    日付:9月8日(水) 6時28分
 おはようございます。海中の世界は、まさしくダーニズムの世界なのでしょう。弱肉強食の世界です、そして強いものが生き残る。しかし人間はどうでしょう? 強いものが生き残るならば、そうやってryuchanさんのように悩む人間は進化から取り残されとっくにいなくなっているはずです。この点が社会ダーニズムの大きなあやまりです。弱いはずの悩みや苦しみは、増すばかりです。弱さは人のスピッリッチュアリティーを高めます。外向的な人はダーニズムの誘惑に弱いですね。内省的な人(弱い人)こそ強いのです。これは、パウロの言葉です。生きるのではなく生かされる、これは神谷さんの言葉。人生がこれからの生涯に何を期待しているか、これはフランクルの言葉です。
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1361.Re: RE^6:連合
名前:ryuchan    日付:9月9日(木) 1時47分

こんばんは、やすおさん

お恥ずかしいのですが、その「ダーニズム」ってなんだか教えてください。

ダーウィンかなにかからですか?
どう言う意味で使いますか?


1362.RE^10:連合
名前:やすお    日付:9月9日(木) 6時20分
>rychanさん
 このページでちょうど1年前にずいぶん書きましたので1度読んでください。
 仰る通り、ダーウィンの進化論を信奉する主義という意味です。自然淘汰の結果優秀なものが生き残る。それを自然界だけでなく人間社会にも当てはめるのが社会ダーニズムです。
 自然界では、人間がビタミンCを体内で合成出来ないのは進化的におかしいのです。また、頸の短いキリンの化石が発見されていないのはおかしいのです。また人間だけが1種ですが、猿が数千種類のまま現存していることも進化論的には説明がつかないのです。淘汰されずに残る。
 人間の精神世界では、苦しむことに意味があり、強く弱肉強食の人はナチスしかり必ず滅びるのです。

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1347.連合  
名前:やすお    日付:9月5日(日) 6時10分
 連合について説明したいと思います。私の小論を詳しく読まれた方は、またかと感じられるかもしれませんがしばらくおつき合いください。脳に入る刺激は良い刺激にしろ悪い刺激にしろ、いったん視床を通り大脳皮質へそして海馬で記憶されます。この時に扁桃体と呼ばれる情動(感情のエネルギー)を含む価値判断をする場所を通ります。図に表しますと
                  ⇒大脳皮質⇒海馬
     外界⇒刺激⇒視床<    ↓    ↓
                  ⇒  扁 桃 体
となります。
 大脳皮質は考える所、海馬は記憶する所です。強い刺激は、考えて判断する前に、過去の記憶を思い出して判断するの前に、視床から直接扁桃体に伝達されます。この伝達は、素早いけれど粗い伝達です。一般のスピードが10分の数秒に対して100分の数秒です。粗いために間違いも起こします。蛇と思って慌てて逃げるが、後でよく見るとひもだったりするのです。(松本先生の例)
 機械はこの2段階処理をしません。回転ドアーのセンサーを上げると誤作動し、すぐ停止します。センサーの感度を下げると、痛ましい事故が起きるのです。生まれながらにセンサーの感度が良すぎる人は、無理に感度を下げることは、良くないと考えます。
 私の体と連動するニュースがありました。1つはロシアの学校への突入です。国の権威という発想が恐ろしいです。裸の人が多いですね。ロシアも暑いのでしょうか? それとも脱走を防ぐために犯行グループが裸にさせたのでしょうか? 「アルジェの戦い」という映画がありました。実話に基づく映画です。レジスタンス運動がことごとく弾圧される中、ある日突然一般民衆が蜂起します。戦車の隊列に素手の民衆が歓喜しながら押し寄せます。映画では、「やかんのフタが水蒸気で持ち上げられるように」と表現していました。
 もう1つは、熊が民家に入ってきて寝てしまったというニュースです。はじめは思わず微笑ましく笑ってしまいました。でも詳しく聞くと、衰弱していたみたいですネ。病気でしょうか、食べるものがないのでしょうか? 人も動物も食べ物がないと死んでしまいます。ロシアの人質は3日間水も飲めなかったみたいですね。人も動物も、そして植物も水がないと死んでしまうのです。
 マザー・テレサはこれらに加えて、「孤独」という貧困を言われていました。

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1348.Re: 連合
名前:ryuchan    日付:9月5日(日) 23時49分


あのロシアの学校の生徒は、人質になってから、裸にされたそうです。

あの黒海周辺って、人種のルツボで、はっきり言って、テロが始まってからチェチェン人を知ったのが普通でしょうから、彼等なりに成果と見ているのでしょう。

結構酷い歴史で、名前忘れましたが(エカテリーナだっかなか?)の時代に、ロシアの不凍港獲得の悲願の犠牲になった方々です。
ソ連の頃には、強制移住で民族ごと消しさられそうになった人達です。
もの凄い、虐殺にもあってきて、怨念と復讐の歴史が続いているようです。

俺も、この学校人質の前は、どこか心の隅で、彼らに対する同情があったのですが、もう理解不可能な世界です。
あのオセアチアの方々には、消えることのない傷ですね、あれじゃ。

陸で繋がる国々の戦いは、俺たちには理解不能なほどの、怨念が渦巻いているようです。


1349.Re: 連合
名前:yoshikomushi    日付:9月6日(月) 0時16分
今回のロシアのテロ、前もって学校の体育館の床下に爆薬など仕掛けてから立てこもるという計画的な犯行。もっとも弱い子供たちを狙うなんてこれほど卑劣な行為ができるなんて言葉もない。

昔からこんな残酷なことがこの辺りの人たちはできたのか。それとも時代がそうさせたのか。敵に塩を送ったのは東洋思想だけなのか。あまりのショックに???です。

テロリストも親の子だし、子の親だろうに。悲しみの想像力がなくなってきている気がするわ。

http://www2.odn.ne.jp/yoshiko-aroma


1350.Re: 連合
名前:ryuchan    日付:9月6日(月) 1時3分

偏見かも知れないのを恐れながら書きます。

中世が残っいた地域が、そのまま社会主義の名のもとで、徹底的に弾圧されてた訳ですから、明治、大正、昭和を通じた人生感や社会観の我々とは、感じるものが違うと思いました。

しかも、一般民衆である俺まで、これじゃチェチェン、絶対独立できないと思いました。

今度は、彼らに対する虐殺が始まるだけの気がします。


1351.Re: 連合
名前:ryuchan    日付:9月6日(月) 15時9分


あれ、おかしい???

テレビのニュース聞いていて、今回の学校テロの犯人のことで解らなくなりました。

だれもチェチェンだとは、言ってない。
イングーシと、これまたチェチェンと同じ環境の人間が参加していると言っている。
なんとも不可思議なニュースですね。


1352.Re^5: 連合
名前:やすお    日付:9月6日(月) 21時4分
今晩は今日は褄と二人で華氏911を見てきました。ムーア監督はすごいなと思いました、戦争への利権は何としても反対したいと思います。
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