 |
名前:ryuchan日付:3月27日(土) 21時9分
「歴史を書くと長くなるので、先に「今」を書くと、イスラエルはユダヤ教徒の国で、ハリネズミのような防衛軍備の国です。
国の回りを全て、イスラム系に囲まれ、国土も幅がなく地中海に面しており、敵は「海へ追い落とせ」と公言していましたから、国民の国を守ると言う意識は、我々の想像を超えます。
男女区別なく、徴兵があって、若い内に「敵に勝つ(人を殺す)」訓練を叩き込まれます。
世界一優秀と言われる諜報機関を持ち、世界中に散らばっていた優秀な頭脳を集め、米国のユダヤ系に代表されるお金も持った国です。
たぶん世界一、若者が世界に旅する人達で、世界中どこに行っても、旅人がいます。
長髪やドレッドヘアーのヒッピースタイルで、タイのビーチに居るイスラエルの若者でも、「国を守る」と言う議論なら、一歩も後へ引かない人達だと思っています。
なにせ第4次中東中東戦争でも、4,5カ国の敵を、あっと言う間に降参させました。
中東で、どんな国が束になっても(アラブも弱すぎですが)、絶対敵わない、世界有数の軍備国家です。
それは悲しい民の歴史故だと思いますが、それ故の被害妄想もあると思います。
その辣腕な国が、世界で有数にお金も国土もないパレスチナの人を殴る蹴るしています。
それは相手が「敵」であるから正当であるとの意識ですが、本来欧米や日本などがとなえているお題目の人道主義から言えば、徹底した弾圧です。
もともと米国で勢力を持っているユダヤ系からの援助で成り立っているので、米国政府も支援しています。
一方アラブの大義は、そのイスラエルの抑圧に抗することです。
そのお題目で、またアラブの施政者や権力者は力を正当化します。
またアラブでは、米国がイスラエルの後ろにいると敵視しています。
米国はその正当性を認めず、アラブの権力者を圧政者として攻撃しています。
しかし、アラブに住んでいた俺から見ると、どうでもいいけど、誰も本当の意味で、誰も困っているパレスチナの人のことなど考えてないじゃん!と思いました。
他のアラブも、然りです。
その人道を遥かに逸したイスラエルの行為を、世界中の心ある人達は、許しがたいと抗議しています。
そんな中、イラク戦争が始まりました。
米国は、イラクの民主主義を!を口実にしていますし、日本も「復興の為」と言っています。
その最中!
見据えたように、イスラエルは、その哀れなパレスティアンの一派の精神的指導者であり、聖職者であり、車椅子生活者のヤシン師を殺害しました。
そして「自爆テロの指導者、ビン・ラディンのような奴」と米国の理論を借用して正当化しています。
確かに、自爆テロを行っている集団の精神的指導者ではありますが、その集団は、世界で誰も助けない、困っている人達を援助する組織でもあります。
時代錯誤の狂信的ビン・ラディンとは訳が違います。
武器は持ちますが、抑圧にへとへとになって戦っている集団の、しかも精神的指導者です。
米国や日本のお題目を、いっぺんに覆すほどのインパクトです。
その抑圧者イスラエル=米国=日本です。
多分欧州勢は、一斉に非難に走るでしょう。
それが米国にはできない。
日本は?
小泉さん解っているのでしょうか?
イラクの人民の為に出かけた自衛隊の方々が、圧政者イスラエル側の人間にされてしまう危険があります。
混乱に混乱が起きて、米国ではブッシュ路線を更に走らざるを得ないかも知れません。
最後に書きますが、イスラエルは、これまた世界一の外交術を持った国家です。 |