ソレント二日目


今日は南イタリアでの本拠地、ソレントを一日探訪する。




ナポリ、ソレント、カプリ島、ポジターノ、アマルフィの位置関係は以下のとおりです。







朝、これからの予定、カプリ島、アマルフィ、ポジターノへ行くためのバスの時間や、船の発着所を確認。

個人旅行はこういうことを自分でしないといけないのが大変。
でもおかげで、あのあたりの交通事情、その他ずいぶんわかるようになった。




   


ホテルの前の公園をあがったところがソレントの駅。

その駅前のロータリーがバス乗り場になっている。

左はアマルフィ行きのバス。真ん中はチケット売り場。

右はソレントからナポリの空港へ直行するリムジンバス。

帰りはこのバスで出発する。


   


左はソレント駅のインフォメーション、電車の形。
右はバスの時刻表。
一応撮っておく。

最近はカメラの性能がよくなったので、今回時刻表を撮ってずいぶん便利だった。





ソレントで一番の目抜き通りタッソ広場

左手の万国旗のところから下を見ると

谷の底に道が見える。

   


下の道路から観光客と思しき人たちがどんどん上ってくる。

はるか下に港。

あの港からカプリ島やナポリに行くことができる。




エクセルシオール・ヴィットリアホテル、ずいぶん格調のあるホテルです。






インフォメーションで聞いてみると、下の港までは有料のエレベーターがあるそうだ。
だから延々坂をくだらなくてもいいし、帰りも楽だということがわかった。

エレベーターはこの教会のそば。



今日は結婚式のようだ。

ここでよしこさんとは別れてそれぞれ街を探訪することにした。

見たいところも違うし。よしこさんは思い出探しの街歩き。



  


ガラス器のお店、路地



ここは車も通らない歩行者だけの通り




小ぶりで見た目は悪いが、ホテルの果物もよかったから、きっとおいしいに違いない



おいしそうな野菜




街の集会場のようですが、まるで教会みたい





バイク専用の駐車場
整然としている





ソレント大聖堂




小さいですが、とてもいい聖堂です。



磔刑のキリストが宙空に下がっています。
珍しいですね。





    

美しいステンドグラス。
ソレントのあるカンパーニャ州の名産品、寄木細工の絵画


   





キリスト生誕の場面

陶器の人形や建物で表現してあります。

ナポリにもたくさんこういう人形を売っていましたね。
少しずつ集めて、家でも再現するのでしょうか。





おしゃれなお店、どのお店もかわいらしい。

   

レモンチェッロと陶器のお店



アンティケムラホテルの名前に由来になった遺跡

booking.comでは評価がよかったので、
私たちが泊まったグランドロイヤルと両方予約を取っていたのですが、
「やっぱり海でしょ」
と言うことでキャンセルしました。

もしここに泊まっていたら、ソレントで海が見えないなんて、とものすごく後悔していたと思うわ。


   


アンティケムラホテルの正面




中心部からホテルへ帰る道、何べん通ったことでしょう。

よしこさんとはホテルで落ち合って

夕方までゆっくり過ごす。



   


ちょっとビーチへ、
エレベーターを降りて海のそばへ。
砂浜ではなく岩場なのでこういうデッキになっている。

ビーチパラソルを広げようとしたが何せ私たちは背が低い上に力がない
二人で悪戦苦闘していると、そばにいた感じのいい大きな青年が
サッと広げてくれた。

どこから来たか聞くとスコットランドからだという。
こういうときにすぐ手を貸そうとしてくれるなんてうれしいわね。


日の角度が変わって、また動かそうとしたら、またサッと来てパラソルを移動してくれる。

よしこさんが「私たちはどこから来たと思う?」と聞いたら、
「日本でしょ」
「どうしてわかった?」[
「あなたたちはprettyだから」だって

こんな気の利いた台詞が言える気遣いのある青年

奥さんは幸せね。

海は青く透明だ。

    

遠くにベスビオ山が見える

デッキの下は岩場で、たくさんのうにが歩いている。
とる人はいないのかな。
イタリアでうにの料理はあまり見なかった気がするけど。


    

デッキから港のほうを向くとこんな感じ

右は更衣室。ブルーの縞がしゃれている。



   


デッキから一段上に上がると、こういうスペース。
ここでも飲み物が飲める。


     

デッキから見上げたホテル。たくさんの木が植わっている。

エレベーターからデッキへ行く階段
ブルーが効いている。




ひるに偵察したソレントの美術館ではダリの展覧会をやっていた。

朝10時から13時まで開館していて、13時から17時までは美術館もシエスタの時間。

のんびりしているわね。

17時から夜の21時まであいているというので、夕方から見ようとまた街に繰り出す。





タッソ広場の土産物屋の犬まるで置物みたい。



馬車も人気があるのでしょう。



これはカプリ島が本店の香りの店
イラストがかわいい


ダリの展覧会が行われている美術館。



二階のベランダに足の長〜い象が見える。

ダリの定番





池の中にもダリのカタツムリが・・・。

入館料は5ユーロ

ダリはあまり好きじゃないといっていたよしこさんも一緒に入る。

写真はノーフラッシュならOK

ということで、遠慮なく写真を撮ってきた。ラッキ〜〜!!

しばらくダリの作品をどうぞ。




この像はソレントの駅前の公園にも建っている。








松葉杖はダリの定番
















これはダリとガラス工房のドーム社と提携して作った作品




ドーム社らしい色彩。









   


やわらかい時計









卵とやわらかい時計




エッチング



美術館から見える風景







面白いね。





階段にはダリのちょっと面白い言葉が




ポルト・リガトの聖母



最後の晩餐








ダリの挿絵で作られた聖書。
各ページに一枚ずつの挿絵
全部見てみたい。














これもいい言葉ですね。



     


美術館の裏手は果樹園と幼稚園になっています。








きれいな建物です。




ダリ展で電池切れになった私のカメラ。

以下の写真はすべてよしこさんが撮ったものを拝借

    


このあたりはソレントの目抜き通り
ごみもなく素敵なお店がたくさんある。




ここはアユちゃんのカメオのピアスを買ったお店
左のおじさんも彫師、アユちゃんのピアスは正面の娘さんのだんなが彫ったとか。
いろいろ見せてもらって、とてもかわいらしいピアスに決めた。




このレストランはほかの日に試した。
悪くない。


今日はゆっくりできたので港のずっと端のほうにあるマリナグランデで食事をしようと歩き始めた。


   

道すがらも素敵なポイントがある。




うっかり間違えて上の道を行ってしまったが、ここからの景色も素敵

右少し上から長く突き出たデッキが目的地マリナグランデのデルフィーノです。


少し来た道を戻ると、下のほうへ伸びる道があった。

   

道祖神みたいにあちこちにマリアとキリスト像がある。


     

かわいい赤ちゃん。イタリアではどの子供を見てもかわいい。

港の猫ちゃん。絵になりますね。








デルフィーノは右手に港の船、左手は海が広がっている。



暮れなずむ海とはるかに見えるベスビオ山

とっても素敵なお店です。

よしこさんがネットで調べてきたお店。


   

左はサービスのブルスケッタ。

右はイカのフリット新鮮でおいしい。

  

そしてここで一番人気のシーフードリゾット

具沢山で味がとってもいい。私たちにはちょっとしょっぱかったけど。

左はミックスサラダ、野菜補給です。

ハンサムなウェイターやかわいいウェイトレスが次から次へと料理をおいていきながら明るく声をかけていく。

とても感じがいい。




最後に、「これはお店からです。」と言ってこの辺の名物レモンチェッロをグラスでだしてくれた。

かなりきついお酒だけど甘くておいしい。

すっかりご機嫌ちゃんになった私たちは。

ほろ酔い気分で、また帰りの坂道を登っていった。