桂林四日間の旅  
Part1

お盆前半にいろいろのことを済ませ、後は息子に任せて、いざ桂林へ旅立ちます。






大阪(関空)10:10発 広州まで所要時間4時間半で到着
時差は一時間早いので現地持間は午後1時半。
広州は香港の少し北にあります。右下の赤丸が広州

桂林への国内線乗り継ぎ便は夜8時、おかげで広州観光をすることができました。






広州到着



広州空港は4年前に完成、関空に負けない立派なつくりです。



マクドナルドと、右は書店とコンビニ。
コンビニは中国語で「便利店」、わかりやすい。


広州市は人口1200万人、地方都市ですが、東京と同じ人口があるなんて。しかし中国の発展はすごいです。
5年前は上海に来ましたが、今の上海はもっとでしょうね。





ここは広州市観光スポット、陳氏書院の入り口




門に風格がある



門から入って右手を見たところ



 ここは「陳家祠」とも呼ばれ、広東省の“陳”姓の氏族が祖先を奉るために建てた祠堂で、清朝の光緒16年(西暦1890年)に着工し、同20年に落成。黎巨林の設計で創建されました。占有面積は1.5万u、主要建築面積6400u。間口柱5間と3つの(院落)から成っており、9堂6院を有しています。その卓越した装飾技術から嶺南民間建築の大成と言われ、広州の建築百選に選ばれているそうです。屋根の装飾彫刻はいかにも中国らしい。





屋内にも、紫檀黒檀で彫刻されたドアや窓の数々、でもこれだけレベルが高いと、とても上品な趣きがあります
陳氏書院は建てられて後、科挙を受験する陳氏の師弟達のための予備校として使われ、寮まで完備されています。



中の廊下から外庭を見る




屋根の重なりが美しい。




中庭からの回廊




二人揃って




次は西漢南越王墓博物館、ここは10年ほど前マンションを作ろうとして基礎工事をしていたときに見つかった王の墓。前漢前期に都を建てた趙陀の孫で、2100年文帝を自称した南越国第二代の王趙昧の陵墓です



立派な建物





ここは墳墓の中。写真は取れませんでしたが、王は全身白玉の衣服(糸綴玉衣)を着ています。複製品も多かったですが、なかなか立派なものです。

日本でも展覧会を見たことがありますよね。

たくさんの中国の中高生が見学に来ていました。
他の展示室は案内されませんでしたが、買い物の時間にさっと走ってみてきましたが、
学習しやすいなかなかいい展示でした。

学芸員っぽい人が日本語で案内してくれたのですが、最後の部屋で、突然営業マンに変身、本物ということで売り込みを始めました。確かに品はよさそうです。デザインもいいし、これならというものもありましたが、ここでぐっと我慢。交渉を始めたら一時間は優にかかりそう。

もう一人のツアー客が薄手の上品なお茶碗を買ったので、お茶だけ飲んで開放されました。

次は食事という流れですが、現地ガイドにひどいレストランへ連れて行かれ、怒り心頭。

写真もなしです。だって、中国人客が一人もいない。ウェイトレスとウェイターが鈴なりでサービス。
『食は広州にあり』ませんでした。悲しい。

まあ、本当は航空機の到着時間によっては観光も夕食もついていなかったわけだから、仕方ないけど、食べるの大好きの私たちにしてみれば裏切られたようなもの。

一応JTBのアンケートで訴えるわ。

広州に1時に着いて、夜8時に桂林へ向けて飛び立ちました。小さい飛行機でしたが、窓の外は真っ暗で、くっきりと北斗七星とカシオペアが見え、それはきれいだったわ。

9時半に桂林着。
夜の桂林は緑が多く、ライトアップがされていて、とても美しい街です。

ホテルはBグレードということでしたが、思ったよりよくて、満足。



ロビーには中国らしい飾り付けが。


部屋の窓から見た風景、川の向こうに森とビルが見えます。




この写真はホテルのサイトから拝借

部屋も上品な色合いで、清潔。
とてもよかったわ。





ホテルの中から車寄せを通してみた噴水。
なかなかいいホテルです。



朝八時集合、今回のツアーのお仲間に挨拶。
三組、合計9人のツアー。
後でいろいろわかったんですが、歯科医のきれいなお嬢さんとその活発なお母さん。
息子さんと素敵なお嫁さん、3歳の女の子に、その祖父母さん。
そして私たち。

感じのよさそうな人ばかりだったので「ほっ!!」

現地のガイドさんは桂林の大学で4年日本語を専攻した上品できれいな女性

彼女のもの柔らかで楚々としたもの腰のうちにきっちり計算された段取りのよさは特筆モノです。


8時ちょうどに集合して、いざ漓江下りへ。





バスで桂林の町を駆け抜ける、桂林の町は緑が多く、水も豊か、さすがに観光都市ですね。

15分も乗っていると、道路の周囲はもはや水墨画の世界。

期待に胸が躍ります。





漓江の船着場にはすでの4隻の観光船が。




2階建ての船の中には食卓とソファーが。
私たちは2階の席へ、エアコンが効いていてとても居心地がいい。



4隻の船が連なって下ります。



ゆっくり風景を眺めながら、



きれいな船でしょ。


川には支流がいくつもあります。


昼食用の料理は舟の後尾で作っています。


この写真は会心の作


しかし美しい風景です。


水牛が何頭も水遊びをしています。ここの牛たちは幸せだね。


竹をつないだいかだ。これで新鮮な魚や海老を売りに来ています。


右に左に石灰岩の山々が。


水墨画の世界は誇張じゃないね。


静々と船が進む風景も乙なもの。


奇岩林立 雁山鎮  ゆっくり風景をお楽しみください。

ごみがどこにも見当たりません。


かわらの茶と緑のコントラストがきれい

遠い山が少し霞んでいいですね。


牛ものんびりしています。


川の蛇行も風景に趣を添えています。


地元の観光客はこんな船に乗っています。


向こうの山がかすんできれいですね。


山のシルエットがなかなかです。




山の風景に溶け込んだ家


ここからも小さい船が出ています。


このシルエットもいいですね。


山の凹凸でいろいろ名前がついています。


お昼の料理。中央は冬瓜のスープ、左から湯葉と豚の炒め物、セロリと牛肉の炒め物。川魚のから揚げ甘酢あんかけ。そして川海老のから揚げ。酢豚。薬味は豆板醤と臭豆腐。
この臭豆腐はチーズみたいでとってもおいしかったわ。船で調理したものだから高級料理ではないけど、昨日の広州料理よりはるかにまし。やっぱり、川魚の揚げ物と海老がgooでした。


途中、冠岩幽洞という鍾乳洞があったけど、今回は寄れませんでした。
その代わり次の日に別の鍾乳洞へ。




たくさん船が出ています。


これは少し小ぶりの船

地元の家族連れが乗っています。

いよいよ終点の陽朔へ。
4時間の船旅。

写真だけではこの雄大で美しい漓江の風景が十分お伝えできないのが残念です。



陽朔の船着場へ。予想をはるかに超えた漓江に大満足でした。


陽朔は欧米人に人気があるとか。
船着場のそばには西街(洋人街)というおしゃれなエリアがあります。


陽朔の船着場から漓江を一瞥。


陽朔観光はPart2をお楽しみに。
ひとまずアップします。
桂林Part2



西洋風のカフェや土産店が並ぶ西街を散策



西洋人好みのcafeがたくさんあります。



少数民族の少女




西街のはずれ



バスから見た道の風景



山の中腹に穴の開いた月亮山



璃江風景



陽朔郊外にある白砂郷(はくさごう)で見た果実




白砂郷(はくさごう)の散策と民家訪問、観光用に昔のたたずまいそのままに人々が生活しています。




白砂郷(はくさごう)ののどかなたたずまい1



白砂郷(はくさごう)ののどかなたたずまい2



桂林で食べた夕食、桂林ならではの料理・桂花宴



すっぽんのスープ



エリンギと冬瓜の炒め煮

上のは鳴門に似たおもち



漓江えびのチリソース
上のは小芋の揚げ物



利との2ショット
ガイドさんの腕前はなかなかです。




ここのVIP席でで少数民族の舞踊を見ました。

桂林は少数民族の宝庫、民族衣装がきれいで若い人たちが渾身の演技で楽しめました。

写真禁止だったので映像はありません。





翌朝は8:00出発で璃江の西側にそびえる伏波山へ。
頂上まで登ると桂林市内が一望できます。





リフトからの風景
一本大きな木が立っていますが、ちょっといいショットでしょ。



桂林の風景




東側の風景



西側は幽玄な感じですね。




七星公園



七星公園のパンダお昼寝しています。





外は暑いので一匹もいませんね。気温34度




部屋の中は涼しそうです




後姿がかわいい。





七星公園のらくだ岩、この前でたくさん集合写真を撮りました。




桂林ビーフンを食べたホテルレストランからの風景、なかなかおしゃれなホテルでした。




昼食は桂林名物・ビーフン右の一番上、日本で食べるビーフンより太くて少し腰があります。
さすがに本場の味、おいしくて一番はじめになくなりました。他の料理も上品でグーでした。



色とりどりにライトアップされた桂林でも最大級の鍾乳洞・芦笛岩(ろてきがん)






ちょっとライトのカラーがきつくて、???ですが。




ここは圧巻!!

写真では大きさがわからないので残念ですが、人の大きさはこの写真の中で7ミリぐらいです。





鍾乳洞からバスで市内に戻ろうとしたら、韓国からVIPが来ているということで危うく道路閉鎖に会うところでした。
運転手さんの機転で事なきを得ましたが、あそこでつかまっていたらあとの観光は危なかったわ。


市内に戻り、観光コースとしては 歩行者天国・正陽歩行街散策があったのですが、
私たちはバス駐車場のすぐそばにヒルトンホテルがあったのでで久々においしいケーキとコーヒーでおしゃべりを楽しみました。

その後象鼻山へ



象が水を飲んでいるように見える象鼻山(ぞうびざん)

このいかだで象が水を飲んでいる際まで行くことが出来るそうです。ちょっと怖いね。




象鼻山から望む濱江




濱江



象飲清流



一路広州へ、さようなら桂林




広州のレストランでの夕食





行きの広州がひどかったのでまあまあ許せるかな。
でも食の広州は味わえませんでした。



空港のそばの五つ星ホテルのノボテル
さすがにいいホテルでした。
朝食がとてもよかったわ。
やっとおいしい広州料理が食べられました。




出発までゆっくり滞在





これは広州空港の国際線の喫茶店。
ここで腓骨(あばらぼね)の煮込み弁当最高でした。長春で食べてぜひまた食べたいと思っていたので

テレビでは北京オリンピックの中継をしていたので記念に。




今回の旅行は、メンバーがよかったのでとても楽しめました。
特に歯医者の女性とそのお母さんとは十年の知己のようでした。

こういう出会いは楽しいですね。
また一緒に旅行したいわ。